ヨーロッパの石畳みを再現

薪ストーブを備え、玄関ドアもオーバースライダーも天然木を使用。外壁は”スーパー白州そとん壁”という自然素材100%にこだわるエコ住宅。
落ち着きと温もりを感じさせる外観に調和したフロントガーデンのご相談を頂けたのは光栄に思っています。

ヨーロッパの石畳みを再現

建物の設計・施工は鎌倉・湘南で人と環境に優しい自然素材を使ったパッシブデザインの注文住宅を作っている、大磯の工務店”株式会社 源 ” http://www.genstyle.jp/ です。代表の谷合さんは、優しさの中に拘りのある素敵でソフトな方でした。

計画図面

ヨーロッパの石畳みを再現

ポイント

ご来客や人寄せの多い家だとお聞きして、駐車スペースを大きく残したフロントガーデンです。自家用車はビルトインの駐車場に入りますので、普段はオープンスペースになってしまいます。そんな時間も殺風景にならず、お住まいになられる方の心遣いが感じられるようなプランを心掛けました。

植栽も欲しいのですが、低木や中木ではスペースが限られてしまいますので、ここは、思い切って株立ちの大きな木をポイントに考えることをイメージしています。

アンティーク石材

ヨーロッパの石畳みを再現

アンティークな舗石材を使ってみようという事で、サンプルを数種類取り寄せました。その中から、バサルトスライスという舗石材を選びました。

ヨーロッパのアンティーク石畳の一角を切り取って来たかけがえの無い逸品です。決して派手ではありませんが、その歴史がかもし出す風格と存在感は、この家に見事にマッチしています。

このアンティーク石材は、ベルギーのブルーヘムから遥々運ばれて来ましたが、これからは、藤沢のこの地で、ご家族を見守ってくれることでしょう。

メインツリー

ヨーロッパの石畳みを再現

メインになる樹木は実際にご覧になっていただける事になり、横浜市瀬谷区の宮澤園さんまでご一緒していただきました。宮澤園の奥さんに案内・説明してもらいながら色々な樹木を3時間も見て廻り、日照や潮風などの環境などにも考慮しながら選んだのは、”ウラジロノキ”という株立ちの高さ5.5mのものでした。樹形も根の状態もとても健康で、移植の季節も問題ありません。

但し、根が大きいのでコンクリート工事よりも先行して植えてしまわないと、後からでは難しいとの事情で、3日後には、植えつけることとなりました。

”ウラジロノキ”について少し、学名はSorbus japonica

バラ科・ナナカマド属の落葉樹です。日本固有種とされていて、本州、四国、九州の寒温帯、冷温帯に分布する落葉高木で10から15mに成長します。広島県の沿岸部から山地に自生している。アズキナシに良く似ていますが、ウラジロノキは葉の裏側に細かな毛を密生させているので、明瞭な区別がつきます。果実は、1cmほどの楕円形で赤く熟し、リンゴに似た味がします。比べてみると、アズキナシよりもウラジロノキの実の方が少し大きいようです。この実の形状からアズキナシという名前が付けられたとも言われています。葉が全て落葉した後も、赤い実が風情を残しています。また、樹幹に見られる縞模様も美しい。

沿岸部から山地に自生していることからも解かるように、耐潮性もあり、乾燥にも強い。この特性は、葉の裏側に細かな毛を密生させていることによる。つまり葉は表を中に丸まっていて、白毛を密生させた裏側を夏の光にさらしている。白色の毛は、水分の少ない状態で、強い日照が当たることは致命的なダメージになりかねない。高木となる木本植物でありながら、このような光に対して臨機応変に対応する植物は珍しい。 このような能力を持っているからこそ、尾根や山頂などの乾燥する場所でも生育が可能となっているわけです。

潮風にも乾燥にも強いという特性は、密生した白毛によるのだが、裏の白い葉が風にそよぎ、チラチラと光る景色は一段と美しい。自然の恵みというところだろうか?

庭園樹としては、あまり使われていないようだが、このところの温暖化を含めた環境の変化などを考慮すると、もっと見直されても良いと思う。

玄関前の植栽

ヨーロッパの石畳みを再現

玄関前の様子です。

植栽のある場所は、お隣の影になって日照はあまり良くありません。玄関前ですので、常緑樹をお奨めしました。常緑で、日陰が好きで、花の咲く樹木。

ハイノキ Sympocos myrtacea ハイノキ科 ハイノキ属の常緑広葉樹
4~5月、白い花を付け、10~11月、狭卵形の実を付け黒紫色に熟する。葉は皮質で光沢があり、縁に浅い鋸歯がある。木灰を染色の媒介剤として使われることからハイノキの名が付いたと言われている。庭木としては、あまり見かけられなかったが、楚々として、趣のある雑木の一つで近年人気が非常に高い。成長は遅い。自生地は山間部の陽のあまり入らないような大きな樹木の下などが多く、日陰を好み、直射日光の強い場所は苦手な様だ。

シャクナゲ Rhododendron ツツジ科 ツツジ属 常緑広葉樹 低木
西洋シャクナゲは品種改良により、1000種を超える。白、赤、黄、紫など色々な花色があるが、半日陰を好むものが多い。  今回植えたには、白い花が見事な”シャクナゲ・ヒラノシロ”という品種です。これはその名の如く、平野さんという方が品種改良して、ご自分の名を付けた程の自信作。

鉄砲百合 Lilium longiflorum ユリ科 ユリ属の多年生草本球根植物
ラッパに似た形の純白色のとても美しい花を6月~7月頃、横向きに咲かせます。ユリの中では、一番育て易い品種ですので、初心者の方にもお奨めです。植え付けの時期は本来、9月から11月頃です。今回はちょっと遅いのですが・・・・・。

5月初旬に伺うと、ウラジロの木が、なんと綺麗な事!
新葉と花が咲いていました。
感激!

ヨーロッパの石畳みを再現

感激するほどの美しさに、ウットリ!

ヨーロッパの石畳みを再現