茅ヶ崎の白い家
御両親のためにご新築された平屋の住宅です。
外構計画図
都内にお住まいのご夫婦が、ご主人のご両親のために茅ヶ崎にご新築なさった平屋住宅です。ご両親はご高齢でもあり足元もお悪いので、段差や階段などの考慮を第一に考えたフロントヤードです。
ウッドデッキや目隠しはウリン材を使用。植栽もメンテナンスの楽なように、又、多過ぎないように。
手すりは、時期をみてリフォーム工事に(介護の補助金も視野に)
フロントウォール
ステンレスU字目地入りで、清潔感も!
玄関ポーチ前の袖壁は、建物に合わせた白い塗り壁仕上げ(ジョリパット+撥水剤)の中に、白のボーダータイルとステンレスのU字型レールをアクセントに入れました。 色が似通っているので、目立ちませんが却ってお洒落になりました。
ポストもステンレス製ですが、LED照明、インターホン、サインが一体になっているものです。 これも華美にならず、且つ機能的で美しいものですね。
コンクリートとタイルばかりでは寒々しいので、植栽スペースをクリーム色のレンガで積みました。 花壇の中には、落葉樹ですが姿の美しいカツラの木を中心に、他は常緑樹を多めに植えました。
植栽・花壇
植え込みの中も、花の無い時期でも葉色を楽しめるような種類のものを入れると華やかですね。手前のピンクと黄色の斑が入った植物は、西洋イワナンテン・レインボウと言います。 常緑で、花も綺麗で、5~6月頃にスズラン形で房状に咲きます。 建物の日陰地でも育ちますし、萌芽力もありますので、育てやすい便利な低木です。 年間を通して葉色が変化します。寒さにも強く冬の寄席植えにはもってこいです。
アプローチ階段の段差は10cm以内になるように、又、車椅子になっても介護が楽なように一段の幅を広く取りました。お年寄りは階段の段差などが見えにくくなっていらっしゃいます。そこで、段ごとのLEDのフットライトで明るさを確保。タイルの色を変えるなど視覚的な配慮も必要です。
手すりも計画にありましたが、介護の補助金の利用を考えて、時期をみてリフォーム工事に廻す事としました。
ウッドデッキ
ウッドデッキと目隠しフェンスです。材質はウリン材です。
目隠しはしたいが風や光は欲しい。ルーバーということになるのでしょうが、結構な手間が掛かるので高額になりがちです。そこで、板を菱形に加工して、一般的な板塀を作る。板と板の隙間を現場で微妙に調整して、目隠しと隙間の度合いをご相談して組み立てます。
ウッドデッキの中から生えているのはシマトネリコです。葉の形をそのままに映してくれている葉影は、まるで自然のレースのように美しい。 但し、デッキから反射した日光と、上からの直射日光で、樹木はダブルパンチ!となります。樹種の選定には充分な考慮が必要です。